10年越しでスターラスターの真の敵を知った話

■後になってゲームの事が分かった話パート2

「20年越しでイースIIのエンディングを理解した話」の関連記事です。

この「ずっと後になって真実がわかった」というショックを感じた時に「そういえば、前にも似たようなことがあったぞ」というのが、ナムコのファミコンソフトのスターラスターのことでした。

starluster.jpg
画像引用:ファミコン スーパーファミコン PS2 販売の ファミコン倶楽部

「スターラスター」&「知らなかった」と言えば、察しのいい人は「ああ、あれのことかな」と想像がつくかもしれませんが、多分その通りです。


個人的な思い出語りの面が強いですが、時系列順に書いていきます。


■スターラスターとは

スターラスターとは、1985年にナムコからファミコンで発売された3Dシューティングゲームです。ナムコットのファミコンソフト第12弾で、アーケードの移植ではなく初めてのオリジナルソフトだそうです。

ファミコン本体の発売が1983年で、スーパーマリオは1985年の発売でした。

ちなみにスターラスターと同時期に出たソフトは
 ・パックランド(ナムコ)
 ・いっき(サンソフト)
 ・スペランカー(アイレム)
 ・1942(カプコン)
 ・オバケのQ太郎(バンダイ)
 ・ツインビー(コナミ)
といったところ。リアルタイムでその時を過ごした人は、時代感をなんとなく思い出せるでしょうか?

それではスターラスターのプレイ動画を貼ります。



同時期に出たソフトと、全然雰囲気(複雑度)が違うことが感じられたでしょうか?


スターラスターはぶっちゃけて言うと、当時あまり人気はありませんでした
理由は「斬新すぎて小学生では理解ができなかった」からです。
(実体験込み)

3Dのコクピット視点のゲームを見たことがない
情報はすべて英語で表現されている
(ロックオンの意味もよくわかってませんでした)
・なによりレーダーの見方がわからない

そして、致命的なことは
・これらのことが説明書にあまり書かれていない


私の周りの友人には、あまりやりこんでいる人はおらず、教えてもらうことはできませんでした。

ということで、当時小学生だった自分には
「単純に敵をバンバン打ち落とすカッコイイゲーム」
という評価でした。(でも、レーダーの見方は分かってない)


■レーダーの見方がわかったよ!(中学生時代)

この「レーダーの見方が分からない」というところが心残りで、スターラスターは結構プレイしていました。

すると、段々とレーダーの見方がつかめてきたのです!まさに、開眼した、という気分でした。


「レーダーの中心が自分の位置で、▼が自分の視界」ということを理解すると、スターラスターの捉え方がガラッと変わります。なぜなら、補給基地を自分で探して見つけられるようになるからです。

ということで、アドベンチャーモードをクリアできるようになりました。

このときの私のスターラスターの評価は
「かなりよく出来た3Dシューティングゲーム」
に格上げされていました。

しかし、このときの自分は知りもしませんでした。
「敵全滅で見られるエンディングは真のエンディングではない」
ということを…。


■10年越しで知った真の敵(大学生時代)

アドベンチャーモードをクリアできるようになって、その後はスターラスターに触ることもなくなっていました。そして時は流れ、大学生になりました。

1996年ごろのことでした。友人とゲームで遊んでいる時に、友人がスターラスターのカセットを見つけてこう言いました。


友人「スターラスターで、暗黒惑星バッツーラって知ってる?」

 私「は???? 何それ?」


友人はスターラスターを実際にプレイして、暗黒惑星の発見、暗黒惑星とのバトルを見せてくれました。残念ながらクリアはできずゲームオーバーになりましたが、私は衝撃を受けていました。

「スターラスターをクリアしたつもりになっていたけど、10年間、真の敵の存在すら知らなかったのか」と。


■暗黒惑星バッツーラの演出にはしびれた

暗黒惑星の見つけ方を教えてもらったので、その後自分でプレイしてなんとかクリアすることができました。


暗黒惑星とのバトルは、スターラスターの中でも特別にスゴイのです。

・まず、謎解き要素をクリアしないと発見すらできない。
暗黒惑星を発見するには、「7つの惑星からキーコードを入手」し、「水の星(通称、地球)でそれらを解析」することでやっとレーダーに現れます。

地球が最後の敵を発見するための鍵になっているところが熱いです。


・無音の宇宙空間戦闘しかなかったのに、暗黒惑星戦だけは突然音楽がかかる。
スターラスターは、タイトル画面やスタート時のファンファーレなど、限られた場面でしか音楽が流れないゲームです。戦闘中は爆発音以外は無音なのです。

そして焦らしに焦らして、最後の暗黒惑星戦だけに音楽が流れる!

大学生になって初めて知った暗黒惑星でしたが、この演出にはしびれました。




こうして、私のスターラスターの評価は
「登場が早すぎて時代が追いついていなかった名作ゲーム」
に、さらに格上げされたのでした。


■何で友人は知ってて、私は知らなかったのか?

まず言えることは、
「説明書に真の敵の見つけ方の情報はほとんど書いていなかった」
はずです。だから、暗黒惑星のことを知らなかったのはおかしくない!


じゃ、何で友人は知っていたんだろう、と考えてみると、やっぱり「周りの情報量の差」だと思います。友人は確か福岡県出身だったはず。対して私は香川県(うどん県)出身でした。

小学生の人口密度、ひいては口コミ力も全然違っていたと思います。誰か一人が攻略本を持っていれば情報が伝わってきて、いろんな人が知るところになる。けど、誰も攻略本や攻略情報を持ってないと誰も知らないまま。

当時はそんなふうな地域特性による情報格差が、いたるところで起こってたのかもしれませんね。

今はなんでもインターネット上で情報が拡散されちゃうので、そんな牧歌的なことはほとんどなくなりました。便利な半面、何か寂しい物も感じます。


ああ、このような「ゲームの事を全然理解してなかった!!」というショック経験をもっと味わいたいなあ(マゾ風味)



■おまけ1

スターラスターは1994年にX68000という当時最強のゲーム性能を持ったパソコンに移植されました。スターラスター愛にあふれたアレンジ移植で、非常にカッコイイ。環境が許せばプレイしてみたいもんです。




■おまけ2

あまり語られているのを聞きませんが、スターラスターの「ゲームオーバー」の曲は超カッコイイと思うのですが、どうでしょうか?

ファミコンのゲームオーバー音楽の詰め合わせ動画ですが、スターラスターのゲームオーバー曲も入っています。

52秒ぐらいからがスターラスター


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非公開コメント

ゲームと周りの情報量の格差の話が面白かったです

確かに裏技を自力で発見してきた友人が誰かとか今でも覚えてますもんね、逆に隠しステージ自分で発見したときは、次の日血相変えて友人に教えたり

スターラスターは目的がわからないゲームとして、友人の家で集まってみんなで考えてアホみたいに笑ってました

このブログの過去記事もすごく面白いんで少しずつ読んでいこうと思っています

スターラスターは早すぎる名作でした

コメントありがとうございます!返信が遅くて申し訳ありません。

友人の家で集まってスターラスターですか。いいですね。自分も初めてスターラスターをプレイしたのは、友人の家でやらせてもらってでした。もう30年ぐらい前か…。

裏技発見にはそれぞれのコミュニティでドラマがあった時代でした。例えば、ウチではスーパーマリオの1-2のワープゾーンを発見したのは、普段ゲームをプレイしない父親でした。自分はそのことを覚えていますが、多分父親の方はもう覚えていないだろうなあ。

No title

懐かしいですね。
私もリアル体験世代でまったく同じ反応でした(笑)。
レーダーを理解できるか・・・理解した瞬間第2ブレイクスルーに進化しました(笑)。
ストーリーを理解して思ったこと・・・「全ては救えない」 大人の悲しみを知りました(泣)。デジタル表記で塵と消えていく星や基地、断末魔の救助要請コール・・・。

このゲーム人類の科学が進み過ぎて外宇宙へ進出し過ぎたしっぺ返しの話なんですよね。ワープする為に次元に穴を開けたらそこからもうひとつの宇宙からバッツーラという名の人類が侵入してきて。混ざり合う宇宙の中で共存は出来ない、生き残れる人類はひとつ。敵を一体破壊するごとに各惑星からキーワードをひとつもらえるのは向こうの人類と意識が同調している為、というフィーチャーは秀逸。(最後の地球≒暗黒惑星、という演出はシビれました)

「イデオン」とか「ぼくらの」を連想させるこのゲーム。毎回電源を入れる度に宇宙規模で人類大虐殺!
・・・もう二度とでないでしょうねぇ・・・。

そんなストーリーだったのか

コメントありがとうございます!

そんなに重いストーリーだとは思いませんでした。そういえばバッツーラの目的はビッグバンを起こす、だったような。ビッグバンが起きてこちら(地球軍)は全滅しても、相手側(暗黒惑星軍)は生き残る、ということなんでしょうか。

コメントで思い出しましたが、大抵の場合すべての惑星は救えないんですよね。「この惑星からはキーワードをゲットしたから、もう破壊されてもOK」とか、冷酷な判断を簡単に下しながらのプレーをしていました。

振り返って考えてみても、大人のゲームだったんですねえ。
プロフィール

京マンタロー

Author:京マンタロー
京(けい)マンタローと申します。
ファミコンとともに子供時代を過ごし、今もほそぼそとゲームをプレイしています。
が、プレイするより所有することのほうがメインになってきて困ってます?

もし記事に問題などありましたら、コメントなどでお知らせ下さい。修正します。

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