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ビデオ・ゲーム・ミュージック

ゲームメーカーナムコ
ゲームジャンルシューティング、アクション等
CD発売年2001年(1984年)
CD枚数1枚
入手難易度ランクS
ゲームプレイ有無プレイ有



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メロディー重視度★★★★★:5
ノリノリ度★★★★☆:4
楽しい曲度★★★★☆:4
カッコイイ曲度★★★☆☆:3
曲の雰囲気★★★★☆:4
総合評価★★★★★:5


■サントラ概要

日本初(世界初?)のゲームミュージックのサントラ(レコード)として1984年に「ビデオ・ゲーム・ミュージック」が発売されました。「ゲーム音楽のアルバム化の歴史はここから始まった」と言っても過言ではないでしょう。そういう意味で画期的だったアルバムです。

さて、このCDは1984年発売のレコードを、2001年にCDとして復刻したものです。そのため、ジャケットの裏面などにはレコード時代の名残として「A SIDE(A面)」、「B SIDE(B面)」という記載があったりします。もちろん、CDの収録内容上はA面、B面の区別は特にありません。


本アルバムのプロデュースは、YMOの細野晴臣さんです。細野晴臣さんがゼビウスのファンだったことからこのアルバム制作の話が持ち上がったとのことです。

このアルバムでは、「ゲーム中の効果音も含めてゲーム中のBGMを音楽としてとらえる」というような作りになっています。
とは言っても、単純に実際にゲームをプレイしたまんまを収録したわけではなく、「音を鳴らしたいタイミングで効果音を入れる」という形で編曲されており、編曲者の細野晴臣さんによる意図が感じられる作りになっています。


収録曲はレコードA面収録の5曲、レコードB面収録の5曲の全10曲です。

収録時間はトータルで30分程度です。10タイトル分のゲーム音楽が収録されていてこの収録時間です。なんというか、ゲームのサイズに隔世の感があります。

※現在だと1曲で10分以上ある曲(レイクライシスなど)があったり、ギネス記録にも認定された「世界で一番長いゲーム用書下ろし楽曲」だと1曲で75分もあったりします。


CDのパッケージは、1984年に発売されたレコードのジャケットと同じで、通称ゼビウス人と言われる人間型のデザインです。ちなみに、ゼビウス人の口部分があるのが後期型ジャケットのデザインで、口部分がないのが初期型ジャケットデザインだそうです。
(口部分なしバージョンは、ブックレットの裏表紙になっているので、そちらをセットすれば初期型デザインにもできます)

CDのラベル面は、サイトロンのレジェンドシリーズの共通デザインです。文字フォントがナムコフォントになっているところがニクイ。

またブックレットには、レコード時代の復刻版としての内容と、2001年に新しく書かれた内容が記載されています。



以下、このアルバムに収録されているゲームタイトルごとの情報です。

1.ゼビウス(スーパーゼビウス)
・ゼビウスは1983年、スーパーゼビウスは1984年にアーケードでリリースされたシューティングゲームです。

・元のゲーム音楽作曲は、慶野由利子さん

・収録時間は6分16秒。


2.ボスコニアン
・ボスコニアンは1981年にアーケードでリリースされた全方向スクロールのシューティングゲームです。

・画面にレーダーが表示されており、自機と敵基地の場所が表示されていることが特徴です。

・家庭用にちゃんと移植されたのはPSでのナムコミュージアムVol.1(1995年)が初めてです。

・元のゲーム音楽作曲は、大野木宣幸さん。と言っても、このサントラに収録されているのは効果音やボイスだけですが。

・収録時間はなんと15秒。効果音やボイスが一気に流れて終わりです。


3.パックマン
・パックマンは1980年にアーケードでリリースされたドットイートゲームです。

・世界的に有名なゲームの1つとして知られており、「最も成功した業務用ゲーム機」としてギネス認定されています。

・アメリカのタイム誌の「歴史上最も偉大なビデオゲーム100本」の1つとして選出されたゲームです。

・元のゲーム音楽作曲は、甲斐敏夫さん

・収録時間は2分57秒。


4.フォゾン
・フォゾンは1983年にアーケードでリリースされた図形作成(?)アクションゲームです。

・自機に物体をくっつけて指定の形を作成するという、説明のしづらい内容のゲームです。

・家庭用にちゃんと移植されたのはPSでのナムコミュージアムVol.3(1996年)が初めてです。

・元のゲーム音楽作曲は、慶野由利子さん

・収録時間は2分12秒。


5.マッピー
・マッピーは1983年にアーケードでリリースされたアクションゲームです。

・ネズミのお巡りさんがトランポリンを上手く使いながら、泥棒猫のニャームコやミューキーズをよけながら盗品を回収していくゲームです。

・すぎやまこういち先生曰く、ゲームの音楽が音楽らしい形になったと初めて感じたのがマッピーである、とのこと。

・元のゲーム音楽作曲は、大野木宣幸さん

・収録時間は3分36秒。


6.リブルラブル
・リブルラブルは1983年にアーケードでリリースされた固定画面の囲み&野菜育てゲームです。

・2つの矢印「リブル」と「ラブル」の間に結ばれたラインでエリアを囲む(バシシ)していきます。

・家庭用へはスーパーファミコンに移植されています(1994年)。

・元のゲーム音楽作曲は、大野木宣幸さん

・収録時間は3分36秒。


7.ポールポジション
・ポールポジションは1982年にアーケードでリリースされた3D視点のレースゲームです。

・ナムコ初の大型筐体によるゲームとのこと。

・家庭用にちゃんと移植されたのはPSでのナムコミュージアムVol.1(1995年)が初めてです。

・元のゲーム音楽作曲は、大野木宣幸さん

・収録時間は2分43秒。


8.ニューラリーX
・ニューラリーXは1981年にアーケードでリリースされたカーアクションゲームです。

・レーダーを参照しながら迷路を抜けてフラッグを集めていくゲームです。

・ゲーム音楽(ゲームをプレイ中にBGMとして音楽が流れ続けるもの)の始祖的なゲーム(本当の始祖はラリーX)。

・元のゲーム音楽作曲は、大野木宣幸さん

・収録時間は3分12秒。


9.ディグダグ
・ディグダグは1982年にアーケードでリリースされた固定画面アクションゲームです。

・穴を掘って地下を移動し、空気ポンプで敵を膨らませてやっつけるゲームです。

・主人公が歩いている間だけ音楽が流れる、という所が特徴です。

・元のゲーム音楽作曲は、慶野由利子さん

・収録時間は1分30秒。


10.ギャラガ
・ギャラガは1981年にアーケードでリリースされた固定画面のシューティングゲームです。

・ギャラクシアンの後継ゲームであり、タイトーのスペースインベーダーの進化系のさらに進化系といった感じ。

・元のゲーム音楽作曲は、大野木宣幸さん

・収録時間は4分23秒。


■曲の感想

年代的に、ゲームセンターでリアルタイムにナムコ黄金期のゲームをプレイしていたわけではありません。主にファミコンに移植されたものをプレイし、後にプレイステーション版(ナムコミュージアムなど)で完全版をプレイした、という立場での感想です。


当然のことながら、今現在のゲーム音楽とは比べることに意味がないほどシンプルな音楽なわけです。いかにも「コンピュータを使って音を出しています」という音色だし、1ループも短いし。

だからと言ってそれは劣っているわけではなく、「これこそがゲーム音楽の個性だ」と言えるものだと思います。

同時に出せる音数が少ない分、メロディーをはっきりさせることで存在感を出しているのです。なので、そんじょそこらの最新ゲームの音楽よりも印象度は高いです。

この時代のゲーム音楽に戻って欲しい、というつもりはありませんが、このころのゲーム音楽に感じた魅力を現在のゲーム音楽でも感じたい、というのが私の気持ちです。


「ゲーム音楽とは何ぞや?」と問われたときに、「このアルバムに収録されているものがゲーム音楽である」と答えられる数少ないサントラではないかと思います。

というわけで、「自分はゲーム音楽好きだと思っている人は聞いて損のないサントラ」だと思います。

惜しむらくは、廃盤になってプレミア化しているところです。ゲーム音楽アルバムのパイオニアとしての位置付けだけでなく、内容的にも歴史的名盤だと思うので、配信なりで入手が容易にできるようになって欲しいところです。


1曲ずつの感想を書きます。

1.ゼビウス
特徴的なのは最初は「ゲームセンターの音の中の一つとしてゼビウスの音がある」というところでしょう。私はちゃんと聞き取れないのですが、他のゲームの音も環境音の一部として入っているそうです。

次は純粋にゼビウスの音楽が流れますが、「ザッパーの音やバキュラの音でリズムをとっている」ことが面白いところです。このような編曲者の意図を含んだ効果音の挿入は、その後あまり続きませんでしたね。


2.ボスコニアン
音楽というより、効果音の超速の連続再生です。感想は特になし。


3.パックマン
ゲーム音楽というよりは、ゲームプレイ音という感じです。BGMとして音楽が流れ続けるという以前のゲームなので、プレイ音の集合体こそがゲーム音楽ということなのでしょう。

さすがにこのトラックはゲーム自体のプレイ経験がないと楽しめないかも。


4.フォゾン
これもゲーム音楽というよりは、ゲームプレイ音という感じです。このトラックもゲーム自体を知ってないと厳しそう。(ノイズみたいに聞こえるかも)

ゲームクリア音が寂しげで、ミスしたときの音かと思ってしまいます。


5.マッピー
このサントラでかなりのお気に入りがマッピーの音楽です。

「コンピュータの電子音」、「リズミカルかつメロディアスな曲調」、「クールな曲、楽しげな曲などの多彩さ」とゲーム音楽の魅力をこれでもかと詰め込んだような曲だと思います。

さすが、すぎやまこういち先生も評価した曲だけあります。


6.リブルラブル
この曲もかなりのお気に入りです。明るい雰囲気のノリのいいメロディーが終始続きます。1ループが短めの物が多いのですが、どれも印象的です。

このトラックはゲーム効果音の入れ方が抜群だと思います。ゲームスタート直後にバシシ(「ムニュニュ」って感じの音)が入る所は絶妙すぎて、SEなしの曲を聞いても物足りなく感じるほどです。


7.ポールポジション
ゲームプレイ音という感じのトラックです。レース中に音楽は流れず、「ブーン」という車が走るときの音だけなので、さすがに曲として楽しむのはちょっと難しい。


8.ニューラリーX
ゲーム音楽の始祖と言っていいほどの古い曲でありながら、かなりの洗脳ミュージックです。ニューラリーXをやりこんでいない自分であってもこれだけ鮮明に記憶に残る曲だということは、ゲームをやりこんでいた人は目を閉じても曲が頭から離れないんじゃないでしょうか。

何十年か経っても、ニューラリーXの音楽はきっと覚えていると思います。ある意味ゲーム音楽の完成形と言えるかも。


9.ディグダグ
音色が非常にトロピカルな感じで可愛らしいのがディグダグミュージックです。

このトラックも効果音の入れ方が絶妙です。単純なゲームプレイの音を切り取ったものとは違って、SEなしで歩行音をしっかり聞かせた後にSEを挿入する、など魅力を引き出す作りになっています。


10.ギャラガ
ギャラガ自体に曲らしい曲は非常に少ないのですが、それが一気に流れます。その後にネームエントリーの音楽が流れるのですが、徐々にアレンジバージョンになってゆったりとアルバムが終わります。

アルバム全体を通して、「細野晴臣さんの作品」と言えるものになっているのは、この最終トラックがあるからこそだと思います。

※2010年のNHKラジオ「今日は一日ゲーム音楽三昧」で10時間に及ぶ放送の最後の曲がこのアルバムバージョンの「ギャラガ」でした。ゲーム音楽三昧(第一回)には、かなり「わかっているスタッフ」がいたという証拠だと思います。


■オレを信じてこれを聴け!

曲の感想はすべて書いたのでそちらを参照。特にオススメ曲を曲タイトルのみ列挙します。

1.XEVIOUS

5.MAPPY

6.LIBBLE RABBLE

8.NEW RALLY-X

9.DIG DUG

10.GALAGA


■補足情報

・このサントラを入手しようと思った場合、定価に比べてかなり高めの値段(プレミア価格)が付いています。そのため、入手難易度はランクSとしました。

ナムコ・ビデオ・ゲーム・ミュージック

中古価格
¥8,647から
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・CDパッケージがそっくりですが、別物として「ザ・ベスト・オブ・ビデオゲーム・ミュージック」というサントラCDもあります(1986年発売)。 「ビデオゲーム・ミュージック」の内容 + 「ザ・リターン・オブ・ビデオ・ゲーム・ミュージック」のA面が収録されています。

(売り切れ中リンクですが)
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テーマ : ゲーム音楽
ジャンル : ゲーム

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プロフィール

京マンタロー

Author:京マンタロー
京(けい)マンタローと申します。
ファミコンとともに子供時代を過ごし、今もほそぼそとゲームをプレイしています。
が、プレイするより所有することのほうがメインになってきて困ってます?

もし記事に問題などありましたら、コメントなどでお知らせ下さい。修正します。

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