ファイナルファンタジーIII 悠久の風伝説

ゲームメーカースクウェア
ゲームジャンルRPG
CD発売年1990年
CD枚数1枚
入手難易度ランクC
ゲームプレイ有無クリア済



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メロディー重視度★★★★☆:4
ノリノリ度★★★☆☆:3
楽しい曲度★★★☆☆:3
カッコイイ曲度★★★★☆:4
曲の雰囲気★★★★☆:4
総合評価★★★★☆:4


■サントラ概要

1990年にスクウェアからファミコンで発売されたRPG「ファイナルファンタジーIII」のアレンジ版のサントラです。
全7トラックの収録です。オリジナルのゲーム音源曲の収録はありません。


ファイナルファンタジーIII(以下、FF3)は、言わずと知れたFFシリーズの第3作目にして、ファミコンで出た最後のFFシリーズのソフトです。そのため、ゲームの処理(戦闘シーンとか、乗り物とか)が非常に高レベルだったのが印象に残っています。


さて、このサントラはアレンジ音楽オンリーの収録なのですが、FF3のオリジナルゲーム音楽のサントラよりも前に発売されているのが珍しいところです。
(そもそも、FF3のオリジナルゲーム音楽サントラは非常に発売が難航したCDで、何とFF4のサントラ(1991年6月)よりも後に発売されたのでした(1991年7月発売)。)


アレンジ音楽アルバムという表現は正確ではなくて、実際には「FF3の音楽をベースにしたコンセプト音楽アルバム」という感じです。以下の様な特徴があります。

・ゲームの展開に合わせた曲編成で「第一章」、「第二章」のようなトラック単位になっていて、複数の曲がメドレー形式で流れる。
・曲の冒頭に英語によるナレーションが入っている。
・FF3の実際のゲーム中では流れない曲も入っている。
・ボーカル曲が入っている(新曲)。


FF3の原曲の作曲、および本サントラのアレンジは、植松伸夫さん。スクウェア系作品の作曲家として、言及する必要も無いほどの有名人です。


パッケージデザインは、FF3のファミコンソフトのパッケージイラストと同じで、天野喜孝さんによる二刀流戦士のイラストです。カッコイイですね~。

CDのラベル面にも、二刀流戦士のイラストが使われています。歌が入っているからか、JASRACのマークがあったりします。


■曲の感想

私がこのCDを購入したのはかなり後になってからでした。なのでFF3のゲーム発売当時にこのサントラを購入した人の感想とは少し異なるんじゃないかと思いますので、その点はご了承ください。


全体的には、FF3の原曲そのままのイメージで演奏を豪華にした感じです。「ファミコン音源では表現しきれなかったけど、本当に表現したい曲はこれだったんだよ」という作曲者の訴えのような気がしました。

メドレー形式での収録ですが、”FF3のストーリーをなぞる”というコンセプトからすれば納得できるところ。(オリジナルゲーム曲を楽しみたいなら、メドレー形式だと目当ての曲が聞きづらかったりしますけど)

ということで、FF3の音楽を気に入っていた人には非常に聞き応えがあって楽しめるサントラだと思います。ですが、曲も音色も良いので、原曲を知らない人でももちろん楽しめるでしょう。


以上は、このサントラの良かった所。個人的には、ちょっとなあと思った所を書きます。

・英語のナレーションは必要だったのか?
ストーリー展開を説明しているらしいナレーションですが、曲だけを楽しみたいので私は飛ばしてしまいます。

「ストーリー展開を知った上で曲を聞いて欲しいんだ」という目的だったなら日本語でもよかったと思うし、「日本語だと雰囲気が出ないので英語で雰囲気を盛り上げているんだ」という程度なら、ナレーションは別トラックでもよかったのでは?なんて思ってしまいます。


さて、曲数も少なめなので各トラックごとに感想を書きます。
1.THE EVIL POWER OF THE UNDERWORLD(邪悪の胎動)
・収録されている原曲は「プレリュード」、「クリスタルのある洞窟」。また、ゲーム未収録曲も入っています。

・「プレリュード」はハープの音色の非常に綺麗な曲です。後半からは人のコーラスも入ってきて、神々しさが際立ちます。
・「クリスタルのある洞窟」は、音色が美しいです。
・この2曲の間で流れる「ゲーム未収録曲」は激しくて緊張感がある曲です。事件の始まりって感じ。

・ナレーションを飛ばすなら曲開始位置は「0分55秒」


2.FOLLOWING THE WIND(風の啓示)
・収録されている原曲は「故郷の街ウル」、「悠久の風」、「バトル1」、「ファンファーレ」

・「故郷の街ウル」は原曲そのままのパワーアップという感じです。ファミコン音源へのこだわりが無ければ、このバージョンのがイイ!
・「悠久の風」も原曲の順当パワーアップ版。聞いていて穏やかな気持ちになれます。
・ゆったりとした曲から続いての「バトル1」。こちらは生楽器演奏の前2曲とは違ってシンセサイザーっぽい音色でゲーム感があります。

・ナレーションを飛ばすなら曲開始位置は「1分22秒」


3.MONTAGE(彷徨の旅路)
・新曲のボーカル曲「Roaming Sheep」が冒頭に流れます。その後の収録曲は「チョコボのテーマ」、「4人組じいさんのテーマ」、「潜水艇ノーチラス」、「ノアのリュート」、「水の巫子エリア」

・「Roaming Sheep」はおおたか静流さんによるボーカル曲で、非常にいい雰囲気です。正直言ってゲームのFF3にそこまで高尚な印象は持っていないのですが、
この曲があるだけですごく格調高いゲームだった気がしてきます。
・「チョコボのテーマ」、「4人組じいさんのテーマ」はガラッと雰囲気が変わってコミカルな印象。こういう楽しげな曲はいいですね。
・「潜水艇ノーチラス」でまたまた雰囲気が変わって、水中をイメージできそうな穏やかな音色と曲調になります。
・「ノアのリュート」はピアノの音色がすごく綺麗です。
・「水の巫子エリア」は結構長く収録されています。フルートの音色が美しくて心落ち着きます。原曲を超えた!?

・ナレーションを飛ばすなら曲開始位置は「0分35秒」


4.THEIR SPIRITUAL LEADER(その大いなる導き)
・新曲の混声合唱曲「The spiritual leader」が冒頭に流れます。その後の収録曲は「ドーガとウネの館」。その後また新曲のボーカル曲「The Breeze」

・「The spiritual leader」は古代エジプト語とヘブライ語の曲らしいです。何を言っているか分かりませんが、異様な圧力があります。
・「ドーガとウネの館」は、結構長く収録されています。前半はゲームっぽい音色で順当パワーアップバージョンという感じです。後半のピアノだけのバージョンが落ち着いた雰囲気でかなり良いです。
・「The Breeze」もおおたか静流さんによるボーカル曲で、明るい雰囲気の曲です。植松さんは、当時からこういうボーカル曲をエンディングなどで流したかったということでしょうか。

・ナレーションを飛ばすなら曲開始位置は「0分44秒」


5.EBB AND FLOW(陰と陽の攻防)
・収録曲は「巨大戦艦インビンシブル」、「ハインの城」

・「巨大戦艦インビンシブル」は非常に軽快な曲で、爽快感があります。(ゲーム中のインビンシブルには爽快感はありませんが)
・「ハインの城」は不気味な雰囲気がいっぱいです。ゲームっぽい音色。

・ナレーションを飛ばすなら曲開始位置は「0分44秒」


6.THE DARK CLOUD(凶々しき渇望)
・収録曲は「闇のクリスタル」、「最後の死闘」

・「闇のクリスタル」は激しい曲調のアレンジです。非常にカッコイイ曲になっています。
・「最後の死闘」は原曲のイメージを順当にパワーアップさせたようなアレンジです。ゲーム曲っぽい雰囲気。

・冒頭のナレーション収録はありません。


7.REBIRTH(新たなる世界)
・収録曲は「エンディング・テーマ」、「ファイナルファンタジーのテーマ」

・「エンディング・テーマ」は原曲からして長めの曲ですが、曲展開は原曲と同じです。フルートなどの楽器演奏が心地よいです。
・「ファイナルファンタジーのテーマ」はゲームのエンディングでは流れないですが、このサントラの締めとしての収録だと思います。今のFFのテーマにも通じる感じで、古臭さは全くありません。

・冒頭にナレーションはありますが、ナレーションの途中から曲が始まるため設定で飛ばせない…。


■オレを信じてこれを聴け!

ナレーション飛ばしを許容できるなら、全曲聞き応えはバッチリと言えるでしょう。

1.THE EVIL POWER OF THE UNDERWORLD(邪悪の胎動)

2.FOLLOWING THE WIND(風の啓示)

3.MONTAGE(彷徨の旅路)

4.THEIR SPIRITUAL LEADER(その大いなる導き)

5.EBB AND FLOW(陰と陽の攻防)

6.THE DARK CLOUD(凶々しき渇望)

7.REBIRTH(新たなる世界)


■補足情報

・このサントラを入手しようと思った場合、ネットだと非常に安く購入できますし、中古屋でも見かけやすいと思います。そのため、入手難易度はランクCとしました。

ファイナルファンタジー III 悠久の風伝説

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・FF3のオリジナルゲーム音源のサントラはitunesで配信されていますが、この「悠久の風伝説」は配信されていないようです(2016現在)。

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テーマ : ゲーム音楽
ジャンル : ゲーム

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京マンタロー

Author:京マンタロー
京(けい)マンタローと申します。
ファミコンとともに子供時代を過ごし、今もほそぼそとゲームをプレイしています。
が、プレイするより所有することのほうがメインになってきて困ってます?

もし記事に問題などありましたら、コメントなどでお知らせ下さい。修正します。

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