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天外魔境II 卍MARU

ゲームメーカーハドソン
ゲームジャンルRPG
CD発売年1992年
CD枚数1枚
入手難易度ランクB
ゲームプレイ有無クリア済



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メロディー重視度★★★★★:5
ノリノリ度★★★★☆:4
楽しい曲度★★★★☆:4
カッコイイ曲度★★★★★:5
曲の雰囲気★★★★☆:4
総合評価★★★★★:5


■サントラ概要

1992年にハドソンからPCエンジンスーパーCD-ROMで発売されたRPG「天外魔境II 卍MARU」のオリジナルゲーム音源のサントラです。
サントラには全57トラックが収録されています。
(CD-DA音源だった曲が17曲、PCエンジンの内部音源だった曲が40曲という内訳です)


天外魔境IIはPCエンジンスーパーCD-ROMの最大のキラーソフトとして、当時のPCエンジン系のテレビ番組(「大竹まことのただいま!PCランド」など)でもすごく特集をされていました。

ゲーム制作スタッフは、監修:広井王子(のちのサクラ大戦など)、監督・脚本:桝田省治(のちの俺の屍を越えてゆけなど)、音楽:久石譲(スタジオジブリ映画の音楽など)、演出・メインプログラム:岩崎啓眞(イースI・IIなど)という豪華メンバーで、まさにPCエンジンの命運を背負ったソフトでした。

実際に完成したゲームは、当時としての常識を超えるようなデキで、その期待に十分応えるソフトだったと言えるでしょう。
(ただ、PCエンジンCD-ROMシステムは非常に高価だったので、スーパーファミコンソフト並の販売数にはなりませんでした。しかし、ファミ通の人気投票などですごく高い支持を集めました。)


私自身は、1992年の時点ではPCエンジンは持っておらず、PCエンジンCD-ROMのゲームは羨望の的でした。なので、天外魔境IIの特集テレビ番組などは食い入るように見てました。

その後、1994年に天外魔境IIをプレイすることが出来ましたが、その圧倒的スケールに打ちのめされたのを覚えています。その時代のキラーソフトを、当時の熱気の中でプレイできることは幸せだったなあと今でも思います。


作曲には、スタジオジブリ映画の作曲でお馴染みの久石譲さんが参加されていることが、このソフトの売りの1つでした。ただし、久石譲さんが全曲担当しているわけではなく、要所の曲(9曲)を担当しているにとどまります。
ほとんどの場面の曲は、福田裕彦さんの担当です。

サントラの曲の収録状態ですが、CD-DAだった曲は元々ループ構成にはなっていませんのでそのままです。PCエンジン内蔵音源だった曲はループ構成になっていますが、1.2ループ程度の収録です
また、ゲームの全曲がサントラに収録されているわけではありません。


ちなみに、電波新聞社(ベーマガ)の「第6回 日本ゲーム・ミュージック大賞(92年上半期)」にて、天外魔境IIのサントラは15位でした。
※データ参考:【日本ゲーム・ミュージック大賞】-ベーマガ総合事典


パッケージデザインは、天外魔境IIの4人の主人公とペット(?)のシロです。
CDのラベル面は、天外魔境IIのタイトルロゴと各種の情報のみのシンプルなものです。


天外魔境IIはその後2003年にPS2などに移植されました。その際にCD-DAだった曲はほぼそのままですが、PCエンジン内蔵音源だった曲は音源を変えたアレンジになりました。

PS2等の移植版のサントラが「天外魔境II MANJUMARU オリジナル・サウンドトラック」として2003年に発売されています。


■曲の感想

元の曲が「CD-DAだった曲」か、「PCエンジン内蔵音源だった曲」かによって歴然とした音源パワーの差があるので、別々に感想を書きます。
単純に「PCエンジン内蔵音源だった曲」が悪いわけではありませんよ。

■CD-DAだった曲
久石譲さんのフルパワーがそのまま発揮できるところは、さすがCD音源といったところ。ジブリ映画の音楽クオリティそのままの曲がゲーム中で聞けるということはかなり衝撃的でした。
かつ、曲だけが浮いているということはなく、ゲーム自体とマッチした曲になっていた、というところがよかったです。

曲の中でも、「Lマップ(通常版)」、「Lマップ(聖剣有り)」という曲は、となりのトトロの曲を思いださせるような曲調・クオリティで、ちょっと得した気分になりました。


最初は、CD-DAの曲全てを久石譲さんが担当されていると思っていたのですが、半分ほどの曲は福田裕彦さんによる担当ということを後で知りました。

それぐらい福田さん担当の曲も久石譲さんに引けをとらないクオリティになっています。天外魔境IIの曲はテレビ番組のBGMでも使われたりすることもあるので、クオリティの高さはお墨付きです。


PCエンジンCD-ROMのCD-DAを使った曲は、当時まだゲーム業界がバブリーだったこともあり非常に豪華に作られているものがあります(制作したゲーム会社の力量により、出来には差がありますが)。

PCエンジンの内蔵音源が貧弱だったからこそ、「CDをそのまま使って音楽を鳴らそう」という発想になっていると思いますが、それによってゲーム機の音源の制約が取り払われている状態になっているのです。
そのため、2015年の現在においてであっても、PCエンジンCD-ROMの曲のクオリティは現在と比べて劣るところがなかったりします。ヘタしたら今よりお金が掛かっているかもしれません。

天外魔境IIはPCエンジンの命運を背負っていたソフトだけあって、CD-DA曲の音楽は素晴らしいものだったと思います。単純に音が豪華というだけでなく、印象的なメロディーを奏でてているところも含めて良かったです。


■PCエンジン内蔵音源だった曲
ハッキリ言ってPCエンジンの内蔵音源は、当時のライバル機種であるスーパーファミコンなどと比べてかなり貧弱だったと思います。
8bit機であるPCエンジンと、16bit機であるスーパーファミコン、メガドライブという差もありましたし。

ですがハドソンはPCエンジンの内蔵音源を使うのが上手く、天外魔境IIでも結構いい感じの電子音で音楽を作っています。ちなみに内蔵音源の曲はすべて福田裕彦さんの担当です


CD-DAの音楽と比べると当然の事ながら音の質の面では負けますが、雰囲気作りといった面では十分仕事をしていると思います。特に、勇ましいファンファーレのような曲や、敵側陣営のオドロオドロしい曲などはかなり魅力的です。

とは言え、天外魔境IIのゲーム自体に思い入れがない人にとっては、今さらピコピコ音的な曲を聞くのはちょっときついかな、という気もしますけど。


■まとめ
1992年当時の最高のゲーム音楽環境であるPCエンジンCD-ROMという環境において、かなりのお金をかけるとこんな曲ができる、ということを味わうことができるのが天外魔境IIの音楽です。記念碑的なゲーム音楽として、聞いてみるのもアリかと思います。


■オレを信じてこれを聴け!

CD-DA曲と内蔵音源曲の落差は正直言って激しいです。

■CD-DAだった曲
1.タイトル
・久石譲さんによる作曲。
・タイトル画面で流れる曲で、短めですが激しい曲です。

2.オープニング(宇宙空間)
・久石譲さんによる作曲。
・オープニングデモ映像で流れる曲です。
・非常に壮大な曲に仕上がっており、ゲームへの期待感が高まります。オススメ曲!

3.卍丸のテーマ
・久石譲さんによる作曲。
・主人公の一人、卍丸の紹介デモ映像で流れる曲です。
・王道を行くような勇ましい曲です。オススメ曲!

4.極楽のテーマ
・久石譲さんによる作曲。
・主人公の一人、極楽太郎の紹介デモ映像で流れる曲です。
・ちょっとおとぼけな感じのコミカルな曲です。

5.カブキのテーマ
・久石譲さんによる作曲。
・主人公の一人、カブキ団十郎の紹介デモ映像で流れる曲です。
・絢爛豪華な曲で、ハデハデな印象です。オススメ曲!

6.絹のテーマ
・久石譲さんによる作曲。
・主人公の一人、絹の紹介デモ映像で流れる曲です。
・他の主人公と違って、穏やかで悲壮感がある曲です。

7.Lマップ(通常版)
・久石譲さんによる作曲。
・フィールドで流れる曲で、となりのトトロっぽい感じ。
・生音を使えるからこそのハイクオリティ。オススメ曲です!

8.破滅への確実な歩み
・福田裕彦さんによる作曲。
・オープニングの高山祭のシーン(スタッフロール)で流れる曲です。
・豪華な曲でありながら、不穏な空気を感じられる魅力的な曲です。

9.根の進撃
・福田裕彦さんによる作曲。
・敵の兵器である暗黒ランが大暴れするときの曲です。
・すごくテンションが高い「大ピンチ」って感じの曲です。特にオススメの曲!

13.Lマップ(聖剣有り)
・久石譲さんによる作曲。
・フィールド曲を勇気あふれる感じでパワーアップしたアレンジ曲です。
・通常のフィールド曲と聞き比べしてみるのも面白い。

17.エンディング
・久石譲さんによる作曲。
・曲名の通り、エンディングで流れる曲です。
・久石譲さん担当の曲のメドレー形式みたいな曲です。


■PCエンジン内蔵音源だった曲
18.のどかな村
・まったりのんびりとした村の曲です。
・穏やかな気分になれます。

20.根の一族に殺された者たちへのレクイエム
・村が悲惨な目にあった時に流れる曲です。
・絶望感を感じるような曲がいい感じです。

26.神聖なる空間
・聖剣との対話シーンなどで流れる曲です。
・「正義の流れの中にいる」みたいな安心できる雰囲気です。

27.激闘
・通常のザコ敵との戦闘シーンの曲です。
・テンポが早く、せかされるような曲調です。

33.生き物の腹の中へ
・敵が悪巧みをするシーンで流れる曲です。
・不気味な曲調と音色が、悪事を企むシーンを盛り上げます。
・ゲームプレイ済みだと「ヨミ様に申し上げます」というセリフが脳内で再生されます。

35.悪の楽園
・敵の魔城などで流れる曲です。
・オドロオドロしいといった感想が出てくる曲調です。

38.ナルシストのテーマ
・主人公を喰うほど目立つ敵キャラ「菊五郎」のテーマソングです。
・非常にコミカルで面白い感じの曲です。

47.聖剣は我が手に
・暗黒ランを撃破したシーンなどで流れる達成感のある曲です。
・曲というよりファンファーレのような感じ。テンションが上ります。

48.暗黒の歴史
・過去の歴史を語られるシーンで流れる曲です。
・暗く辛い雰囲気が印象的な曲です。

51.巨大な味方登場
・聖剣を入手したシーンで流れる曲です。
・これもファンファーレのような感じの曲で、ハイテンションです。

53.神との別れ
・別れのシーンで流れる曲です。
・悲しみが伝わってくるようで、すごく印象に残ります。

54.武装
・暗黒ランを切断するときのシーンで流れる曲です。
・これもファンファーレのような感じの曲で、達成感があります。
・ゲームプレイ済みだと「我が道に敵なーし!」というセリフが脳内再生されます。

56.EXTRA1
・特定の村などで流れる曲です。
・ダンスを踊りそうなオシャレな雰囲気かも。


■補足情報

・このサントラを入手しようと思った時、ネットでは普通に手に入れることが出来そうです。移植版サントラが発売される前まではそれなりに高価でしたが、今は価格は落ち着いています。そのため入手難易度はランクBとしました。

天外魔境II

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¥1,895から
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・2003年に発売された、PS2等への移植版のサントラ「天外魔境II MANJUMARU オリジナル・サウンドトラック」です。

天外魔境IIMANJUMARU オリジナル・サウンドトラック

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・PCエンジンのゲームソフト「天外魔境II 卍MARU」です。CDプレイヤーでCD-DAトラックを聞くことができます。内蔵音源曲は聞けません。(一部、曲にナレーション音声などが入っています)

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せっかくなので、私が所有しているPCエンジンソフトの写真も張っときます。
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テーマ : ゲーム音楽
ジャンル : ゲーム

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京マンタロー

Author:京マンタロー
京(けい)マンタローと申します。
ファミコンとともに子供時代を過ごし、今もほそぼそとゲームをプレイしています。
が、プレイするより所有することのほうがメインになってきて困ってます?

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